助手さんのパソコン(沼田さん編)

私たち助手が普段使っているパソコンをご紹介することで、パソコン選びのヒントになればいいなと思います。
今回は、沼田さんの場合をご紹介いたします。彼女はデジタル工房を卒業した方です。

Q:使っているパソコンのOSを教えてください。

学生時代からずっとWindowsを使っています。

Q:機種名を教えてください。

今使っているパソコンは、専用に作って頂いたものなので、機種名などはありません(いわゆる自作PCです)。学生時代はNECのノートパソコンを使用していましたが、課題は基本学校で行い、レポート作成など低スペックで済む作業を自宅で行っていました。

Q:スペックを教えてください。

  • CPU:Intel(R) Core(TM) i7-6700K CPU @ 4.00GHz 4.01 GHz
  • ストレージ:ローカルディスク222Gb+外付けHDD2台+内臓メモリを増やしています。
  • メモリ:16GB
  • グラフィックカード:NVIDIA GeForce GTX 1050 Ti

Q:パソコンの種類を教えてください。

デスクトップPCを使っています。
画面は学校と同じように2画面分を用意しています。基本1画面で作業しますが、資料の閲覧などが多いときや比較する時は2画面表示で作業を行います。画面が広いと作業しやすいのでおすすめです。

Q:おすすめポイントやデメリットを教えてください。

■Windowsを使う理由
  • 大体のソフトが対応しているので、したいことを調べてPCのせいで出来なかったということがあまりありません。
  • 使っている人が多いので、データのやり取りが楽です。macだと文字化けなどデータのやり取りで気にかけておかないと業務に困ることがあります。(ただし、調べれば解決策が見つかる場合も多いです)
  • macに慣れる環境が無くなります。デザイン会社ではmacも使いますので、グラフィック系の方は学校のmacを使ってみるなど慣れる環境を自分で作る方がいいと思います。
■デスクトップパソコンのメリットとデメリット
  • 画面を好きな大きさにできる。画面もこだわるとたくさんあります。
  • 置くスペースがたくさん必要。パソコンだけでなくプリンターや外付けなどもそろえると相当部屋のスペースを取ります。
  • 持ち運べないから、出かけ先では出来ないことがあります。
  • データを忘れたら作業出来なくなるので、気を付けないといけません。
■メーカーから買うか、作るか

メーカーPCは、保証などに入ることで壊れたら直してもらえるようになりますが、自作PCは直すのも自分もしくは詳しい人に頼むことになります。ただし、メーカーパソコンは規格や基本ソフトが決まっている為、きちんとスペックなどを調べ、使うソフトが起動するかを確認しながら購入しないといけません。制作系のソフトはどうしても重いソフトが多く、それをいくつも立ち上げて作業すると高性能であっても、突然パソコンの電源が落ちたりフリーズしたりします。

私は学生時代メーカーのPCを使っていました。その後知り合いに私専用にカスタマイズしてもらい、少しずつ知識を付けているところです。パソコンのパーツは値段も高くピンからキリまで多種多様です。しかし、私は壊れた際にデータからすべて失う可能性は低いと感じ、自作PCを使用する事にしました。(ノートPCが壊れた歳、データごと失った経験があります)

そのような私の経験から、PCの寿命的にも最初はメーカーPCを購入し、いずれメモリを増やしたいなどこだわる方は自作PCに挑んでみるとよいかと思います。そうですね、私が今学生でしたら、欲をだして高性能のゲーミング系PCを選んでいるかもしれません。

Q:どのような用途で使っていますか。

基本のデザインソフトであるadobeはもちろん、デジタル系・建築系ソフトを入れて補佐準備をしています。
具体的によく使う制作系ソフトはadobe関係、CLIP STUDIO PAINT、イラストを動かすソフトやCG関係のソフトなどです。これらをいくつも立ち上げて作業します。あとは、趣味で調べものや遊ぶ程度です。

Q:こだわりポイントや気に入ってる点を教えてください。

自作パソコンは、自分用にカスタマイズしたPCだけあって、なんだか使っていて嬉しくなります。
組み立てに知識はいります。でも、それは知識さえあれば、壊れたところだけ部品交換したりスペック上げたりして、自分の環境に合わせて同じPCを育て使い続けることが出来るってことだと思います。
学生時代に使っていたパソコンが寿命で突然壊れてしまった時、私は相棒を失ったようなショックを感じました。データも引き出せないと言われてしまいました。その為、使い続けることは最重要事項になりました。
また、ノートパソコン時代はソフト入れすぎによる容量問題でインストールできても内部処理が追い付かず作業できないこともありました。
私は気になったことはなんでも自分で試してみたい人なので、フリーソフトなどもどんどん入れて容量や低スペックに悩まされない今の環境が私にとってものすごくメリットがあります。

Q:よくないところはありますか。

最初は自分で自作しようと考えましたが、PCパーツを一から選ぶのはとても難しいです。パーツごとの相性とかがあるのですが、パーツが高いので失敗すると痛手です。なので、結局私は作れる人にお願いしました。
それと、壊れたら自分で直す覚悟は持ってから購入しました。
とはいえ、学生さんはメーカーから買う方ばかりだと思いますので、購入する際にきちんとスペックを自分で確認すれば大丈夫だと思います。ちなみに、電気店の店員さんの知識量もひとそれぞれです。adobeが動かせればいいのか、3つの重いソフトを立ち上げていても耐えうるパソコンなのかなど、きちんとお話されるのが良いかと思います。

沼田さんからコメント

初めてのパソコンが自作パソコンというのは難易度高いのですが、少しは参考になりましたでしょうか。
私としては結果、パソコンでいろんな事がしたい人は、スペックの高いメーカー製Windowsを選んでおく、よくわからなければ、有名なパソコンゲームの名前を伝えて「○○」というゲームや「3dcg」の製作が出来るソフトを探していると伝えるといいのかなと思います。でもかなりお値段が高いですよね。
学校のパソコンを使うこともできるので、今はそこまでいらないかなと言う方は、先生のおすすめしているパソコンを購入するのが無難かもしれません。ちなみに、私は学生時代、メーカー製のパソコンを選んで、課題は学校に残ってこなしていました。自宅ではアナログ的作業をこなす日々をおくっていました。
今はipadなど本当にいろんな機械が増えていますので、組み合わせるということも視野に入れてお気に入りのパソコンを探してみてください。

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